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2011年07月30日

登山はスポーツ?

一応、日本山岳協会は中央競技団体。
以前の国体での「山岳競技」は縦走・踏査・岩登りとあって
それはマイナーなものだった。知らない人も多いのではないだろうか。

数年前に縦走・踏査がなくなって、今はクライミング1本。
競技となりうる一分野が独自に発展して行ったのがクライミング。
クライミングは全世界で普及していて
オリンピックの正式種目にもノミネートされている。

普通、山岳と言ったら登山だが、それは競技とは言いがたい。
登山がスポーツと言えるのかどうか分からないが
無理のない登山が健康に良いのは間違いなく
「レクレーションスポーツ」としての一面は持っている。

アルパインクライミングという「困難を求める」登山も
ちょっと世の中に背を向け、
この楽しみを自分たち以外共有させないような、
孤独を楽しむようなところもあって
高揚する充実感は、それをやる者だけの魂を揺さぶる。

生死の瀬戸際をうろつくヒマラヤ登山は、
例え酸素不足で脳細胞が死滅し続けていても
人間に生まれ変われる扉を探す冒険のようで、
ベム、ベラの世界みたいだけど、やっぱりソウルフル。

一般的には競うものではないという点で、
厳密に言えばルールをある意味自分で作るから、
そして「死」の可能性はその「楽しさ」の範疇なのかどうか
そんな意味でスポーツと言えないのかもしれないが、

レクレーションスポーツとしての山登りから、
冒険的な、時には命もかかる山登りまでの
幅の広い身体行為を総称したもの、だとは言える。

昨日書いた栗城君のように
人に見せるための登山もあるけれど、本当に一握り。
見せるスポーツにはなりにくい分、修験者の如く
自らの内面を見つめるものとして発展をとげてきたのだろう。


天気は不順ですが、暑中お見舞い申し上げます
登山はスポーツ?

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Posted by ラテルネ瀧根 at 08:08│Comments(0)雑感
 
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