ラテルネ瀧根の登山塾

１ヵ月前、富士山で右わき腹を虫に喰われた。
変な虫だったとみえて、その喰われた跡がだんだん広がり
20cm×30センチまで成長？した。

「そのうちエイリアンが出てくるぞ」「産むなら富士山で」
なんてバカ言ってたけど、勧められた皮膚科へ行ってみた。

たっぷり３時間待たされて
「一ヶ月経ってこんなふうになるのって見た事ない」との事。
大量に塗り薬を貰った。
普通の痒み止め、ステロイド剤、虫刺されの薬、
上から膜を貼るように保護する薬。勿論飲み薬もドッカ～ンと！

こっちはエイリアンさえ出てこなければいいので
遠征に持って行く事にした。

その後、我が登山塾のOさんと一杯会。
お祖父さんが撮ったという貴重な写真を見せていただいた。

すごかったのは小槍登攀の写真。
登山大系によると初登攀は大正11年（1922年）になっている。
ひょっとして、と調べてもらったらその4年後、1926年のものだった。
でも当時のクライミングの数から言ったらまぁ初登攀のようなもの。
とてもきれいで鮮明な写真だった。

それにしても登山のスタイルといい装備といい、今とは大違いだ。
変わらぬものは登りたい気持ちだけ。

そのOさんにTシャツを戴いた。背中には「攀」の字。
「私もいろいろな事にあきらめずに攀じ登りたいです」
お祖父さんの思いが繋がるそんなメールをもらって、
改めてそんな出会いを創ってくれた山に感謝！
「諦めない」気持ちを背負って、僕も出発します。