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2012年01月04日

西穂からの下山

皆と握手を交わし、写真を撮って下山にかかった。
「安全圏まで気を引き締めて降りよう」と皆で確認し合い
ワンポイント、ロープを出した。

西穂からの下山


独標に着けばもう安心。西穂山荘はもうすぐだ。
西穂からの下山


西穂山荘にはテントがたくさん張ってあって小屋の宿泊も多そうだ。
「今夜は10時消灯とします」と年越し宴会のアナウンスをしていた。

ロープウエー駅までの下り、
西穂山荘で年越しをする人達が続々と登ってきた。
あわよくば御来光を、というところだがすっかりガスってしまっている。

多いパーティは20人もいる。夏でも社会の迷惑になるというのに・・・。
いくらガイドの稼ぎ時だとはいえ、お客さんにマナーすら伝えていない
のが丸見えで、こちらが通過するのを待つ時トレースを外す人は
誰もいない。だから我々はその横をラッセルしながらの通過となってしまう。

それなら待ってもらう意味がないではないか。
人は自分の行動を人に任せた時点でどうしても主体性を失い易く、
常識で充分判る事もできなくなってしまう。集団になると、
より周りが見えなくなり、配慮できなくなるという弱さを持っている。

それを伝え、山に学ばせてもらう喜びを持ってもらうのもガイドの役割。
自分はそれを伝えるのだと言い聞かせた。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:11│Comments(0)登山
 
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