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2012年01月09日

3つ目の金

吉田沙保里選手の強さは、タックルする瞬間に足を後ろに引くという
誰もがするシグナルが無いところにあるらしい。
自ら「本能タックル」と言っていた。

去年トルコで行われた世界選手権では、カナダの選手に
その見えないタックルをどう研究されたのか、逃げられてばかり。
そのため強引に突っ込み、
膝をついてバランスを崩しやすかったところを倒されてしまった。

その相手に勝つには勝ったのだが、
倒された事に彼女は悔し涙を流していた。

そして今、あえてそのバランスを崩しやすい態勢で
トレーニングをしているんだとか。
普通そんな場合膝をつかないトレーニングをするのだろうが、
敢えて弱いところに自分を置きそれで倒されない自分を創る。
これはすごい。

タックルを相手に研究し尽くされると
ベストの体勢でのそれは無理になる。
ならば不利な体勢になったとしても
あくまでタックルしようというその攻撃性。
それもその状態で不利にならないようにすると言うのだ。

「より強くなるのが面白い」という彼女の金メダル、
3つ目のロンドンを期待したい。

登山の技術でも、きっと自分の弱いところは見えるはず。
そこから逃げるかその状況に自分を置いて自分を磨くのか、
どんなものでも共通するものは一緒なのだろう。

ピラミッドピークへ
3つ目の金

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:07│Comments(0)雑感
 
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