ラテルネ瀧根の登山塾

昨日、久しぶりにスロバキア在住の息子と話をした。
国民年金の納付書が届いたのでそんな話になったのだが、
国民年金は良くもらえて6.6万円だと言ったら呆れていた。
ちなみに17年3月末現在の平均年金月額は5.8万円だという。

現在の賦課方式だとやがて騎馬戦型から肩車型になってしまうと
言われているし、受給年齢の繰り下げも免れないのだろう。
払い損現象も指摘されているが、
払い損以前に6.6万円でどうやって暮らすのかと思ってしまうが、
僕の近くに住むお年寄り、受給額が2万円位だと聞いた事がある。

若い人にしてみたら全く魅力を持てない年金制度。
払わない人が増えていると聞く。若い頃僕も興味は無かったが、
別の意味でそっぽをむかれてしまいそうだ。

そんな中、大阪の橋下市長が積立方式、更に掛け捨て方式を主張。
年寄りを支えるのでなく、積み立てたものを受け取る仕組みだ。
加えてお金持ちの年寄りは掛け捨ててもらう、というちょっと激しいもの。

以前名古屋にいた時、いかにもお金持ちのお年寄りが
赤字続きの市バスに無料パスで乗って
松坂屋なんかに買い物に出かけるのに、とても違和感を覚えたものだ。
金持ちはお金を遣わないもの。

その掛け捨て制度について橋下さん曰く。
「あの世にお金は持って行けないんだから・・・」
頷けないものも中にはあるが、
小気味好い主張に惹かれるのは、若者だけではないはず。