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2012年02月22日

母子殺害事件に想う

光市の母子殺害事件の犯人に死刑が確定した。
被害者が2人の事件で、犯行時に少年だった被告の
死刑が確定するのは初めてだから、大きく取り上げられている。

差し戻しについては「更生可能性がない被告はおらず、
それだけでは刑を軽くする理由には当てはまらない」から
「死刑を回避するため他の事情を精査させるためのもの」
との見方もあったが、結論は下された。

この判断、「更生する可能性」と「凶悪犯への厳罰化の流れ」との
せめぎ合いだったようにも見える。

コメントする立場にすら無いが、
「人は人にしか育てられない」という言葉を思い出した。
狼に育てられた子は人間としては育たない。

個としての我々は、神ではないから誰でも「欲望」を持ち、
時には道を間違う事もある。
国家間の戦争によって多くの死者が発生しても、
それは「殺人」ではなく「犠牲者」扱いされる。

その戦争を主導するのが政治家なら、政治家を支える宗教が
ほとんどの戦争を生み出しているとも言える。
その意味では何が正しいか、何が間違っているかなんて分からない。

ただ人を平気で傷つけたり殺したりするのは狼に育てられたに等しく、
被告がどう育てられたかが気になった。
不幸な生い立ちがやっぱりあった。

子を育てられる人になる難しさ。はたして自分はどうだったのか。

〈静寂・調和〉
母子殺害事件に想う

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:27│Comments(0)雑感
 
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