ウエブはこちらへ! http://laterne.web.fc2.com/

2012年02月23日

河村発言に思ったこと

昨日“宗教が政治家を作り、その意味で戦争を生み出す”と書いた。

日本においてそれはとても考えにくい事だ。
麻生総理や大平総理はキリスト教だし自民党・石原幹事長は
崇教真光だと聞くが、それが選挙の障害になることはまず無い。
多神教の国はとても寛容だ。

しかしアメリカではカトリック、プロテスタントで計り知れない違いが
あるらしい。ケネディは歴代大統領の中では珍しくカトリック。
選挙戦ではアメリカ中で「ホワイトハウスはバチカンに支配される」と
ネガティブキャンペーンが繰り広げられたとか。

大統領就任式において聖書に手を乗せ宣誓するのは良く見る光景だし、
ドル紙幣には「神を信じている」と書いてあるのがアメリカ。

そんなふうに世界の多くの国が宗教国家なのだという。
宗教が世界を動かす力となっているのは、
日本では実感しにくいだけの事なのだ、と池上彰さん。

日本人はどんなものにも神が宿るような神仏感を持っていて、
教会に行こうとお寺に行こうと厳かな感覚を持てる稀有な民族。

これが多神教の素晴らしさ、と書くと
まるでその寛容は戦争を生み出さないような錯覚を持ってしまうが、
そうではないのは歴史が証明している。

河村名古屋市長が「南京大虐殺は無い」と発言し物議を醸しているが、
河村さんの言う「論議」が何を生み出すというのだろう。

スポンサーリンク
同じカテゴリー(雑感)の記事画像
楽しい登山を
「発想の貧困」
胸を張って
W杯をめぐって
「変」つながりで
「ご馳走様」
同じカテゴリー(雑感)の記事
 楽しい登山を (2013-07-02 06:08)
 「発想の貧困」 (2013-06-29 04:08)
 胸を張って (2013-06-28 05:46)
 W杯をめぐって (2013-06-27 05:34)
 「変」つながりで (2013-06-26 06:01)
 「ご馳走様」 (2013-06-24 05:41)

Posted by ラテルネ瀧根 at 07:24│Comments(0)雑感
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。