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2012年02月26日

夜明けのスキャット

ラジオの深夜番組で「夜明けのスキャット」を聞いたのは18、9の頃。
すぐレコードを買いに行った記憶がある。

透き通った声で「ルールールルルー」と、言葉がほとんど無いのに
独特の世界を生み出すスキャットはとても新鮮だったし、
引きずり込まれるものがあった。

沈んで行くような安らぎの中に愛の世界への憧れもあった。
その由紀さおりが浮世絵の世界のようだと絶賛され大ヒットしている。

日本語の母音の多さが表現力を多彩にしていると専門家が分析していた。
だから彼女の英語が通じないという事ではなく、
意味がわからなくとも日本語バージョンがいいのだそうだ。

ピンク・マルティーニのリーダーでピアニストのトーマスさんが
たまたま「発掘」した「棚からぼたもち」式のヒット。

もちろん積み重ねてきた実力・才能が前提だけれど、
人間いつどこでどうなるか分からないものだ。

浮世絵といえばそれに影響を受けたアーチスト、若くして没したが、
常に「足らない」と自分に喘ぎ続けたゴッホのような人もいるから
昨日の話のように、「自らの才能を封印するのに苦労する」
作家ばかりでもないようだ。

丁度その頃買ったレコードにヘドバとダビデの「ナオミの夢」がある。
これは日本語バージョンが日本でヒットした例。

離れて行った「ナオミ」が恋しい、という歌詞になっているが
もともと「ナオミ」はヘブライ語の「幸せ」で聖書にも出てくるらしい。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:10│Comments(0)雑感
 
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