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2012年03月25日

なぜ人間になれたのか(4)

人間を人間たらしめたもの、それはお金だというのが
NHKスペシャル、ヒューマンなぜ人間になれたのか(4)だった。

お金をいくらあっても足らないと思い、人間を欲望に追い立てる
と思えば見知らぬ人にあげることもできるのが人間。
そのお金こそが人間を人間にしたという。

カメルーンの自給自足の狩猟民族が世界の学者から注目されていた。
それはお金が流通していない部落と流通し始めた部落の違いである。

流通していない部落では分配が当然で平等に分け合う規範があった。
平等にするのは当たり前で、しないと後ろ指を指される、
これが富を蓄積できない原因なのだという。

お金が流通し始めた部落では、採取した食料を売ることで
現金を手に入れ、更に富を得るため農園を作り始める人が生まれた。
富を得ようとする気持ちの発生である。

僕らは皆、産まれた時からお金の世界で生きている。

小学一年生の時だと思うのだが初めて父親からお年玉をもらった。
それが一円札だった記憶がある。多分10枚だった。

駄菓子屋で一度だけ何か買った気もするが
自分のお金という概念はあまり無く、
それが「確立」するのには更に数年を必要とした。

その頃、人から戴いたお年玉なんかは全部親に預けていた。
そんな子供の中に生まれる、うっすらとした
“親のものになってしまっているかもしれない”という疑問の発生。
それが自己の確立の一歩だったのだろうか。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:18│Comments(0)雑感
 
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