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2012年04月08日

何もない一日の幸せ

昨日は山岳会の総会だった。その後はお決まりの飲み会。
その中でも入院中の先輩の話が出たので、お見舞いに行って
自分だったら絶対来て欲しくないと思ったことを話した。

先輩は一ヶ月意識が無かった。
そんな患者を一般病室に移したことも信じられないが、
病院側の判断としては、耳から情報が入ることを狙ったのかもしれない。
そして意識が回復したのは
そんな事や家族の呼び掛けなどが功を奏したのかもしれない。

意識が無い時、呼びかけるのが回復に繋がるとは良く言われる。
例え死にかけていても耳は最後まで生きているというから、
それは大事な事だろう。

しかし例え意識が回復したと言っても、
本人は思うように話せないばかりか全て看護師任せの状態。
言ってみれば赤ちゃんのような状態の時に
お見舞いに来てもらうというのは、最も惨めな自分を晒すという事だ。

今回、どんどんお見舞いに行って欲しいと伝え聞き
余程状態が良いのだろうと出掛けたのだが、そうではなかった。

横須賀で入院している仲間は両大腿骨解放骨折、尾骨骨折、
膝の皿粉砕骨折の重症だが、病院食以外に
「ステーキが食べたい」なんて、生きるエネルギーに溢れている。

そんな人だったら「いや、やっちゃったよ」なんて笑顔で話すだろうが、
そんなふうに回復するまでは、遠慮すべきだと思う。
改めて、二日酔い程度の“何もない一日の幸せ”を感じる。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 15:26│Comments(0)雑感
 
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