ラテルネ瀧根の登山塾

この前NHKで「新型うつ」についてやっていた。
それとの絡みで大卒３年以内の離職率を分析していたが、
２００９年のそれが３６％だったのに対し、今年は５２％だったとか。

「絶望の国の幸福な若者たち」（古市憲寿）によると
ユニクロなどで「ベーシックなアイテムを揃え
H＆Mで流行を押さえた服を着て、マクドナルドでランチとコーヒー」
「家ではYouTubeを見ながらSkypeで友だちとおしゃべり」
「あまりお金をかけなくても、そこそこ楽しい日常を送ることができる」
から「日本の若者の７割が今の生活に満足している」のだという。

バブルとかその崩壊の経験がないし、
非正規雇用が３人に１人という状況そのものが現実の環境だから、
それを素直に受け入れているのだろうか。

そんな「若者」を知りたいと思って古市さんを読み始めた。
だが、ここではとりあえず話を元に戻そう。

その「新型うつ」、旧来のうつが常に落ち込むのに比して
好きなことは楽しむ、抗うつ剤が効かないなどの特徴があるという。

性格的には旧来真面目で几帳面な人が多かったのが、
自己への強い愛着が強かったり、他罰的だという特徴もあるらしい。
叱られる経験が少ないことで、こんな社会人も生まれるのかとビックリ。

尾木ママこと尾木直樹氏曰く、
新学力観が「個性重視」として得点よりも「関心・意欲・態度」を
重視するようになって、
先生に「いい子」を見せてしまうようになった結果だと言われていた。