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2012年06月14日

「若者」の立ち位置

「第二章 ムラムラする若者たち」 がまた面白い。

今年の成人の日の各新聞の社説は、若者の内向き志向を嘆きながら、
ある意味同情しつつ鼓舞するという共通のパターンだったとか。

その「内向き」について、意外にもそうではないのだという。
ただ、実は「社会に貢献したい」人が多いのに比して
「実際に参加している」割合は低い。

だから震災ボランティアのように「非日常」が到来し
経路が確保されたのなら「内向き」の若者も動き出すのだという。
言ってみればスイッチを待っているような状態。

同じように「政治に関心がある」人も増えてはいるが
「投票に行く」率は下がっている。

だから「内向き」とも「外向き」だとも言いきれず歯切れは悪いが、
微妙な立ち位置であることは分かるような気がする。

1990年代以降、中流の夢が壊れ「社畜」とならない若者が増える中で
「コンサマトリー化」(身近な幸せを大切にする感性らしい)し、
なぜか生活満足度が上がって行った。

つまり「今日より明日が良くならない」と思う時、
人は「今が幸せ」と答えるのだという。

なるほどなぁ。生きる知恵とでもいうべき
デリケートなものが、そんな立ち位置を作っているのか。

そして「仲間」や「友達」を大切にして
ムラのようなコミュニティで日常を送るのが
その「幸せ」の本質なのだと古市さんは分析している。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:47│Comments(0)雑感
 
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