ラテルネ瀧根の登山塾

昨日の中日新聞社説にも古市さんが登場していた。

古市さんが言うように「非日常」が到来し経路が確保されたら
「内向き」の若者も動き出す、とするなら何か引き金が引かれた時
ー日本は隅々までインターネット天国でもある訳だしー
それこそ「アラブの春」のような動きが一気に噴き出す
可能性もあるということなのだろう。

小さくは、昨日書いた「充実の３日間」のような「引き金」によって
希望に満ちた山への関わりに繋がるとするならば、
そんな嬉しいことはない。

三日間、特に印象的だったのは若者の「いい顔」だった。
可愛い一年生は別としても、皆がいい顔をしていた。

意欲を持って生きていると、顔が違ってくるのだろう。
そんな顔を見ているとどうしてもニヤけて来る。
帰りに思い出してニヤけた自分の顔は、どう見てもジジィ顔だった。

小さなことだが、そんなことにこれからも関われたらいいなと思う。

O君は内に秘めたパイロットになる夢を語ってくれた。
農学部のM君はモリアオガエルの産卵を見つけ、皆を案内してくれた。
蜘蛛だと思っていたものをダニの一種だとも教えてくれた。
そんな若者たちがそれぞれの勉強をしながら、今は山にも向かっている。

例え将来山から離れて行くとしても、そんな「いい顔」でいますように。
「大丈夫！」なぜかそんな気持ちが湧いてきて
オジサンは嬉しくなったのだった。

１年生もそんな先輩に囲まれて、直にいい顔になることだろう。