ラテルネ瀧根の登山塾

昨日は「市民登山」の説明会がビッグアリーナで開かれた。
高山へ来て７年目。今年は初めてその登山に参加する。
今年のターゲットは籾糠山（もみぬかやま、１７４４ｍ）

飛騨市と大野郡白川村にまたがる天生（あもう）湿原は
天生峠を堺として南北に拡がる天生県立自然公園の中にあって
その峠（標高１２９０ｍ）が籾糠山の登山口となっている。

参加者は７３人。それを８班に分け、山岳会員８人がリーダーを務める。
それに何かあった場合のサポート隊が7人、看護士２人、
体育協会から4人とリーダー、サブリーダーが３人の計９７人だ。

各班の連絡網を作ったり注意事項などを説明してから
スタッフ会議を行なった。

今年で２９回目となる市民登山、今年の最高齢は８３歳。
時には９０歳代の参加もあるらしい。

こちらの地方では「山行き」という行事が毎年行われている。
遅い春の訪れを喜び、町内各班の親睦を図る花見のようなもの。
山へ行ったり、略してどこかで宴会をやったりするのだ。

普通、登山は一番遅い人を基準にペースを作るが
参加者の中にはこの「山行き」と勘違いしている人もいて、
登頂を目的にしないそんな人が班長になったりすると
登山が成り立たないこともあるんだとか。

だから「遅い人を中心に」だけではダメなんだという。
ガイドでもなく日当も出ない山岳会員に対する要求も大きい。
２１日（予備日２２日）の、たかが４５０ｍ、されど４５０ｍの山登り。