ラテルネ瀧根の登山塾

昨日はめずらしい人から電話をもらって、古川町に走った。
東京の山ヤさんでＯさんと言う。
もともとこちらの出身で、お兄さんは古川に住んでみえる。

別荘を持って見えて、そこでバーベキューするから来ないかという
お誘いだった。久しくお会いしてないし、二つ返事で走った。

お兄さんと、２２歳になるその息子さんが乗った車も同時に到着。
雨がきそうなので、家の中で飲り始めた。

山ヤ４人の飲み会なんて話題は山ばかり。
丁度、那智の滝を登って逮捕された佐藤君らの話から
アンナプルナまで、時間を忘れて飲み続けた。

お兄さんたちは親子で笠ヶ岳に登ってきた帰りだとか。
結構二人で登っているらしい。

「山登りには岩登りが必要だから息子に教えてやってくれ」
なんて嬉しいことを言ってくれた。

山登りに岩登りが必要だなんて、普通の人は言わない。
実は過去に海外遠征もしている人で、山岳会の先輩でもある。

親子で山に行くなんて羨ましい、なんて話をしていて
我が家は？と記憶の糸をたぐり寄せてみたら
富士山に登った時の、前歯の抜けた息子の寒そうな顔が浮かんできた。

そういえば、息子も娘も小学一年の時に登っている。
今日、息子は３２歳になった。あれから２６年も経ったのか。

３２歳の時、子供はまだお前一人だったし、山も始めていなかった。
可能性に満ちた３２歳、おめでとう。