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2012年07月31日
前尾根から一の壁へ
前尾根の櫓手前のコルから中尾根方面に下る道は、
クライマーにとって当たり前のルートだった。
急斜面だし、スリップしたら死ぬかもしれない。
でもアルパインルートのアプローチなんてどこもそんなもの。
当たり前に通ることで、歩行技術もできていったような気がする。
今日の前尾根は、ワンピッチ毎にフリー用の小さなシューズを脱ぎ
裸足でビレイするといった光景に見られるように、
クライマーが総合力を高めるゲレンデというよりは
クライミングを楽しむところ、といったふうに見える。
ここでトレーニングして大岩壁に挑んでいったなんて、今は昔なのかな。
きれいではない泥臭いところもあるのが山なんだけど。
中尾根のアプローチを教え、一の壁に登り始めると
4~5人のパーティが降りてきた。もう一の壁には誰もいないという。
もう17時を回っているから当然と言えば当然。
そして「瀧根さん」との声。N山岳会の現役リーダーY君だった。
「俺たちこれからなんだよ~」に「夜間登攀ですか」と笑う彼の顔。
この笑顔に久しぶりに会えて嬉しかった。
一の壁では時間を意識した登攀に取り組む。
出発までに掛かる時間、登攀に掛かる時間、
懸垂セットに掛かる時間、降り立ち、ロープを束ねるまでの時間。
パーティには、無制限な時間が許される訳ではない。
ザイルシャフトとして収斂されていくスピードは、お互いの、
一つのものに協力して立ち向かう意識抜きに有り得ない。
クライマーにとって当たり前のルートだった。
急斜面だし、スリップしたら死ぬかもしれない。
でもアルパインルートのアプローチなんてどこもそんなもの。
当たり前に通ることで、歩行技術もできていったような気がする。
今日の前尾根は、ワンピッチ毎にフリー用の小さなシューズを脱ぎ
裸足でビレイするといった光景に見られるように、
クライマーが総合力を高めるゲレンデというよりは
クライミングを楽しむところ、といったふうに見える。
ここでトレーニングして大岩壁に挑んでいったなんて、今は昔なのかな。
きれいではない泥臭いところもあるのが山なんだけど。
中尾根のアプローチを教え、一の壁に登り始めると
4~5人のパーティが降りてきた。もう一の壁には誰もいないという。
もう17時を回っているから当然と言えば当然。
そして「瀧根さん」との声。N山岳会の現役リーダーY君だった。
「俺たちこれからなんだよ~」に「夜間登攀ですか」と笑う彼の顔。
この笑顔に久しぶりに会えて嬉しかった。
一の壁では時間を意識した登攀に取り組む。
出発までに掛かる時間、登攀に掛かる時間、
懸垂セットに掛かる時間、降り立ち、ロープを束ねるまでの時間。
パーティには、無制限な時間が許される訳ではない。
ザイルシャフトとして収斂されていくスピードは、お互いの、
一つのものに協力して立ち向かう意識抜きに有り得ない。
Posted by ラテルネ瀧根 at 06:51│Comments(0)
│登山