ラテルネ瀧根の登山塾

この前ロシアの女性が８８人でスカイダイビングし、
花の模様のフォーメーションを作るという記録に成功した。

何回も予行練習し、危険な行為をしたメンバーを外しての成功。
リーダーシップとメンバーズシップの成功だった。

リーダーは「貴女たちには子供がいるでしょ、
だから絶対安全が必要なの」と訴え、緊張感に包まれた本番では、
リラックスさせるために全員に飴をプレゼントした。

みるみる迫る地上、コンマ秒単位で迫る限界、
激突を前に、見事花模様が出来上がった。
そのチームの名を「ロシアの真珠」と言う。

なんてすごい女性たち！驚きとともにそのモチベーションの高さに
感動した。女性でもこれだけやりたいことを追求できるのだ。

昨日、アメリカで似たような空中での記録が生まれた。
３９０００mの高さから宇宙服を身に付けてダイビングし、
音速を越える１１００キロのスピードを記録。

高度とスピードの二つの記録を打ち立てた男性は４３歳。
意識を失うこととの闘いだったとのこと。

いやはや世界にはクレージーな人たちがいるものだ。
ちなみに宇宙服を着ていないと血液が沸騰し、たちまち死に至る。

この二つのニュース、覚めた目で見る人も多いだろうが、人は
もっともっと挑戦できるということを証明してくれたような気がする。

不透明な社会では「挑戦」する男性も少なくなるのだろうが
こんな時こそ、そんな男性群を蹴飛ばす女性の出番かもしれない。