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2013年01月11日

八ヶ岳繋がりで

先週の学生さんたちのテント生活で感じたことを一つあげると、
テントで自分のエリアを確率するという考え方だ。

横になって寝る時の場所は全部自分のエリアで、
その頭側、足側に自分の荷物を置いて良いというもの。
「ふーん、なる程」と思ったのだが、よく見ると
ガチャ類(クライミングの道具)なども置いてある。

我々のこれまでの常識ではクライミング用品など
テントで使わないものはまとめて外に置き、
努めて余分なものはテントに入れないというもの。

帰りに思ったのは、「われわれは全員の快適な空間を主に考え、
学生さんたちは個人の場所を考えるということなのかな」
ということだった。

それが、ヒマラヤのBCでは個人テントを使うのが主流になった
今日の流れなのかもしれない。

確かにヒマラヤでは、何もしなくてもストレスが溜まる。
人間関係で疲れないために自由空間は大切。
それが日本の山でもそんな形で現れているのかな、と思った。

だから全員が一つのテントに入って食事や宴会をするとなったら
狭くて大変だ。ということはテントであまり酒も飲まないのかも。
あまり飲まない、昨今の若い人ならではの発想なのかもしれない。

「郷に入れば・・・」で聞いてもみなかったが、そんなところで
基本的な考え方の世代間格差があるのかな、なんて思った次第。

皆素晴らしい若者ばかり。山岳界の明日を担う貴重な存在だ。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:31│Comments(2)雑感
この記事へのコメント
こんばんは、瀧根さま

学生たちがお世話になっております。

テントの生活技術は多分、猫(チーム猫屋敷)仕込み。
私も最初は面食らいました。

大学山岳部の名残かと思います。
悪天時の停滞も含め、個装管理を徹底していますね。

クスム、自分たちの足で登って無事に降りて来て欲しいものです。
Posted by 水戸 at 2013年01月11日 19:25
そうですか。
八ヶ岳では撤退を含め、防御の技術をある程度伝えたつもりです。
彼らには、無事に帰って抜戸南尾根や穴毛を登って欲しいと思っています。
Posted by ラテルネ瀧根ラテルネ瀧根 at 2013年01月21日 20:31
 
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