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2013年01月23日

大きな耳と目②

ある出来事というのは、那智の滝を登って逮捕された事件を巡って
改めて文章というものの難しさに気づかされたことだった。

その、勘違いや思い違いがどこにでもあるという話はこうだ。
あるメーリングリストに「気持ちは分かるが・・・」と前置きして
報道された記事のアドレスを紹介したところ
「気持ちは分かるが・・・?私は彼ら3人の気持ちはぜんぜん判りません。」
との反応が返ってきた。僕は最初、その反応を示した人が
「瀧根は彼らを擁護している」というふうに受け取って
その「正義感」から反発したのだろうと考えた。

そして、普通は「そりゃまずいよ」というように捉える「が」の意味を
なぜ理解できないのか不思議でならなかった。

失礼ながらその人の書く文章、普段よく分からない部分があるので
きっと接続詞の意味が分からないのだろう、そう思った。

だから単なる理解力の問題だと放っておいたのだが
その内、ひょっとしたら彼が書いた通り
「その気持ち」そのものが分からないのではないか、
そんなふうに気になり始めた。素直に読めばそういうことになる。

山を見て山に近づきたいと思い、触れたいと思う。
壁を見て登りたいと思う。
そんな人間の自然な想いがこれまでの登山史を創ってきたし、
これからもきっとそうだと思う。

その気持ちそのものが分からないのかもしれない、
そう思えてきたのだった。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 05:47│Comments(0)雑感
 
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