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2013年01月28日

大きな耳と目⑤

活字は、最も正確に伝えられるはずのツールであるはず。
あやふやな言葉でなく、「言った、言わない」なんてことにもならない。

それが、たかがメール一つを様々な捉え方をする人間。
「気持ちは分かるが・・・」についての返信メール、
僕は最初、彼が「誤解している」と捉えていた。

やっぱり「誤解している」と思った人が間に入ってくれて
瀧根は「山屋は仕方のないものだ」くらいのつもりで書いていると思う、
とフォローしてくれたのだが
それについて「ありがとうございました」なんて返信があったりし
読んでくれた人にもいろんな捉え方が交錯したのだと思う。

今でも「全然わからない」と素直に言っただけなのか
やっぱり批判だったのかその両方だったのかは分からない。

たったそれだけのどうって事ない話だが、
僕は伝えること、理解することの難しさを長く引きずったのだった。

アルジェリアの事件の中、人はどうして手を繋げないのか
という問題意識の中で思い出した去年のそんな話なのだが
僕もどれだけ人に誤解を与え、どれだけ誤解しているのだろう。
今書いているブログですら、と思うといたたまれない。

いつだったか「黒幕」と「黒い幕」の違いがいかに大きいか
新聞に載っていたが、人間は加えて感情の動物だ。

国語力であったり感情であったりただの早とちりであったりと
最も正確に伝わるはずの活字が捻じ曲げられていくことは
常に現実的なもの。

土曜登った善五郎の滝(真ん中で写真を撮ってるのが僕)
大きな耳と目⑤

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:31│Comments(2)雑感
この記事へのコメント
少し気になったことがあったのでコメントさせていただきます。
今回の記事の中の
【『ありがとうございました』という返信があった】
との箇所は、勘違いでなければ前回のわたしのコメントに対してだと思うのです。
言葉足らずでとても申し訳なかったのですが、これまでずっと楽しみに読ませて頂いていたなかで、感じ入る記事が多々あり、いつかそれを一度お伝えしたいといつも思っていたのです。それを決行!?したのが、たまたまあの日でして、わたしの『ありがとうございました』の対象があの日の記事に対してだけではないことをわかっていただきたく、長々と申し訳ありませんでした。
やはり活字で伝えるのは難しいということですね(^_^;)
Posted by 愛読者 at 2013年01月28日 15:16
つたないブログに、恐縮です。
僕の「活字」もなかなか伝わらないもの。作詞家が一言で「その世界」を創る、その100分の1でも力があればと思います。
Posted by ラテルネ at 2013年01月30日 08:56
 
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