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2013年02月01日

シルヴァスタイン

アルジェリア事件で亡くなった邦人が10人。
最後を見届けるかのように一人で帰国された新谷さんは、
指輪でようやく本人と判明したらしい。

なかなか分からないほど損傷していたと想像するだけで心が傷む。
無事帰られた人が7人いる。
その内1人の方はアルジェリア人に助けられて脱出できたとか。
運もあろうが、きっとアルジェリア人にも慕われた人だったのだろう。

ブラジルでは、ナイトクラブの火事で200人を超す人が亡くなった。
何がそのような「生死の分岐点」をつくるのだろうか。

太古の昔から、生あるものは必ずそれに直面してきたはず。
人間はその不安におののき、神秘性に祈り、神に受け入れてもらうため
「不完全な自分」を時には見つめ、より良く生きようと願ってきたのだろう。

それはまるで、「ぼくを探しに」(シルヴァスタイン)のように
Missing Pieceを求めて人生という旅をするのに似ている。

それは僕の言う「好きなものを探す旅」かもしれない。
そして今度はMissing Pieceそのものが、
本来自分が属すべき「足らないもの」を持ったものを
探し求めるという「ビッグオーとの出会い」では
「足らないかけら」は「足らない」ままでも進んで行ける、という展開となる。

まるで男と女が求め合うようなストーリーでもあり、
絵本の深さ、哲学性を改めて感じた。

シルヴァスタインが好きだった娘は今、
二人の孫にどんな絵本を読み聞かせているのだろうか。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:39│Comments(0)雑感
 
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