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2013年03月20日

言葉の深さ

昨日の「メリハリ」ではないが、改めて日本語って奥が深い。
いろんな言葉に深い意味があり、それぞれ歴史の中で収斂されている。
高山弁(飛騨弁)も素晴らしい。何と優雅なものかと思うことがある。

昔の話だが、父の実家(滝町)に行くと後継の嫁さんが
武家言葉で話していて、ちょっと違和感があった。
「そうよの~お」「そうなんじゃさ」という具合だ。
当時は、女の人が男言葉を使っているように感じていた。

そのころは知らなかったが、この地方は平家の落人だったという。
「埒明かない」というのは「門が明かない」から来ていて
それが「だちかん」になったと確か古語の先生に習ったことがある。

「~してく(りょ)ろ」「たもれ」(して下さい)も公家っぽいし
「ぞさない」(かんたん)は雑作(ぞうさ)ないこと
「うたてぃ」(申し訳ない)は「うたて・し」(心が痛む)からきている。
「あばえな」(さよなら)はちょっと渡世人ふうの「あばよ」?

意味が分からぬところで「こしゃらしゃんと」(こざっぱりと)
小洒落たようにしゃんとせんか?
「だっしょもない」(雑然としていて片付けてない、みっともない)
「はんちゅくたい」(くやしい、じれったい)などなど面白い。

小さいころお店に入るのに「ご~めん」と入った記憶がある。
これも「御免」という武家言葉の名残なのだろう。

今ではコンビニを中心に全国共通語「いらっしゃいませ、こんにちは」
のオンパレード。丁寧なようだが顔を見なくとも通用している。
個人商店とともに、いつしか「ご~めん」は消えてしまった。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:19│Comments(0)雑感
 
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