ラテルネ瀧根の登山塾

いつも行くスタンドでプリペイドカードに３万円入金して
給油して帰宅、帰りに郵便局に寄るつもりだったのを思い出した。

出すつもりだった郵便を持ってまた郵便局に出掛けた。
家に帰ったら、今度はプリペイドカードが無いのに気付いた。

おいおいどうしたんだ！何だ何だ、俺はボケちゃったのか？
いくつかの用事の複合技を組み立てると何かを忘れる事がある。
それは良いとしても、カードを抜き忘れたのは初めてだ。

この前タイヤをダメにして３万、これで今月６万？と
慌ててスタンドに電話してみたら預かっているとのこと。
再度出掛けてカードを回収した。いい人がいるもんだ。

いい人を探す「七つの贈り物」のウイル・スミスを思い出した。
自ら引き起こした交通事故で恋人を含む７人の命が失われ
主人公はその分の命を救おうと、ただそのために生き
物語は臓器や骨髄を提供したり、最後は心臓を提供する。

僕は人の命を無くするようなことはしていないつもりだが、
今まで生きてきた「恩」をお返しできているのだろうか。

親にはできずじまいのまま終わってしまった。
じゃあ、自己実現してきたこれまでの登山。
アマチュア、そしてプロの世界でお返ししているつもりだが
常に“もうそろそろいいんじゃないか”と思う自分がいる。
でも、きっと頂いた恩はそんなに小さくないんだよな。

小さなことだが、宅配を頼んだとき住所を書くのに借りて
そのまま持ってきてしまったボールペンを返しに行った。