ラテルネ瀧根の登山塾

研修３日目、早めに会場のロビーに座っていたらどこかで見た顔が。
何と昔の職場の関連会社にいた人で、「山芋」の講座に来たという。
去年６５で退職したというから、今年で６６歳。

もう１０年程は顔を見ていないはずだが全然変わっていなかった。
若いのともう一つ、山に登っているというのにも驚いた。
可児の辺は山芋の産地で、その教室に参加しているのだと言う。
ホームページを見てくれ、と別れたが何だか嬉しい再開だった。

最終日も試験があったが、これはテキストを見るのが許されたので
１００点。１６時に解散し、１８時半にはビールにありつけた。

昨日は山岳会に相談があったボッカ仕事を引き受けていた。
位山のバイオトイレのバッテリーを初めて交換するのだという。
正味重量５０キロを２個。飲料水などを持って５３キロくらいだろうか。

３日間一緒に研修を受けたアーボ二村と、天気を睨みながら登る。
怪我をした女性を自分一人で運ぶつもりで、潰れぬよう意識。
長く運ぶためには無酸素運動にならないこと。足と呼吸を意識。

とは言っても心拍数はすぐ１７０を越え、汗が吹き出した。
ポーターは早く歩いてすぐ休むが、ゆっくり歩いてすぐ休む、の繰り返し。
その内、救助するはずの背中の女性のことはすっかり忘れてしまった。

山岳会に相談したのは高山市から仕事を請け負った建設会社のＴさん。
彼は元山岳部員。僕の名前からブログに行き着き、見てくれたという。

古いバッテリーを降ろし終わったら雨が。Ｔさんを待って遅い昼食。
ダンドウツツジはすっかり終わっていて、京都の登山者も残念がっていた。
夜、千種アルパインのメンバーと「樹」で飲む。嬉しい出会いが続いた。

〈エンレイソウ・延齢草〉