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2011年05月29日

ヒマラヤの登り方

東海地方は観測史上3番目に早い入梅らしいですね。
もう干した布団が恋しくなってきました。

富士山の時に書いた事ですが
高度障害が出たら、一旦下ると楽になる話の応用編です。

ヒマラヤ登山の鉄則は
最初に到達した高度では泊まらないというもの。
体を高度に慣らすため、そうやって到達した高度から
わざわざ下のキャンプに降りて泊まります。

せっかく獲得した高度を放棄して
時間も無駄にするようですが、
そもそも人が生存できない地帯なのですから仕方ありません。

ヘリで山頂に立てばいいのに、と言われたりしますが
それではたちまち死んでしまいます。
最もネパールのヘリは浮揚する力=揚力が弱くて
6500mが限界ですが・・・。

かといって時間を掛ければ一定の順化ができるものの
逆に高度で肉体は衰退していくものでもあります。
だいたい5500m以上では
例え寝ているだけでも衰退していくと言われます。

ですから時間を掛けなければ順応できないのと
時間を掛けると衰退していくという反比例する条件の中、
どのような登山活動をするかという戦術(タクティクス)が
成功の鍵となります。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:22│Comments(0)ヒマラヤ
 
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