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2011年06月08日

アンナプルナへの挑戦 ~回帰~

2004年の事故。生と死が紙一重である事を
私にこれ程までに突きつけたものはありませんでした。

当時私は53歳でしたが、
ふと父親が63歳で逝った事を思い出し、
ぼんやりと自分の人生も後10年しか無いのだと
思うようになりました。

そして「仕事に追われる毎日を過ごしていたら
あっという間に終わってしまう、
こんな場合じゃない。納得できる人生を追求したい」
そう考え始めました。

子ども達も既に成人してそれぞれ大きな夢に
向かって進んでくれていましたから、
そんな事も後押ししてくれたのでしょう。

結局それから2年掛かって退職にこぎつけ、
生まれ故郷の高山に帰ってきました。

しかしその年に母親が病気で亡くなったり
腰痛が出たりで2年ほどは何もできず、
納得できるものを模索し始めたのは
2009年に入ってからでしょうか。

改めて自分には山しかなく、
納得できる登山を追求する事しかありませんでした。
そしてアンナプルナへ行かずして
それは不可能である事にようやく気付いたのです。

私は結局のところ目指すものを見失っていて、
振り出しに戻っただけなのかもしれません。
しかしアンナプルナから5年間逃げまわっていたのでは
決して無い。戻るのに必要な5年間だったのだと思います。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 06:00│Comments(2)ヒマラヤ
この記事へのコメント
アンナプルナへの挑戦、頑張って!

ラテルネ瀧根の登山塾 楽しんで 読んでいます。
Posted by フー at 2011年06月08日 20:56
フーさん
コメントありがとうございます。
ごめんなさい、今日まで気付きませんでした。
すごく嬉しいです。
いつも字ばっかなんで誰も見てくれないんじゃないかと
思ってました(笑)
精一杯頑張ります!
Posted by ラテルネ瀧根ラテルネ瀧根 at 2011年06月15日 05:49
 
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