ラテルネ瀧根の登山塾

ヒマラヤの春のシーズンも終わったようです。

エベレストのベストシーズンでもあるこの春の
日本人による登頂者は13人で、グレートサミッツ
撮影隊5人、その他はガイド4人を含む
ガイド隊8人との事。（平均年齢43歳）

登山料だけで1人100万円というお金の掛かる山なので、
ガイド登山、ツアー登山以外の隊はなかったようです。

このシーズン、大きな事件と言えば
尾崎隆さんの突然死でしょうか。
百戦錬磨の大ベテランなので単純に高山病とも
思えませんが、遺体を何とかカトマンドゥに
降ろせたらしいので何よりです。

それとネパールの元外務大臣（80何歳）が
世界最高齢登頂記録を目指していて突然死というのもありました。

私のこれまでの登山は、死んだら遺体は
その場に固定されるかクレパスに投棄されるという
認識でやって来ました。

よほど力がない限り
8000ｍでの救助や遺体の回収などできないものだと思います。

ですからBCにはいつも家族への遺書を
しまっておきました。

このシーズン、栗城君のシシャパンマも
ダメだったようですね。

そんな訳でいよいよ我々の、秋の登山許可申請が
始まります。ちなみに秋の登頂者は春の約10分の1。
登山料も安くなります。