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2011年06月21日

アンナプルナへの挑戦 ~かけがえのないものに~

どんな遠征隊も、
その登山によって人間が丸裸にされてしまうという
そんな試練を受けていて、
最悪登山中にチームの空中分解に至る場合もあります。

登頂に失敗したり事故があったりすると尚更でしょう。
チームのメンバー同士、
帰国してから二度と会わないようになったりもするし、
登山そのものを止めてしまう者もいます。

仲間を思い、そして自分の弱さを見つめ変えようと努力できない者は、
逆に山に近づけないという事でもあるのでしょう。
だからこそ登山は難しいのです。

今回のTeam Triangle2011アンナプルナⅠ峰登山隊の隊長として、
このチームを生涯かけがえの無いものにしたいと願っています。

夫々の人生の中にこのアンナプルナがいかなる大きさを持つかは、
夫々が創るもの。
メンバー夫々の真摯な取り組み抜きにして
この遠征を意味あるものにする事はできません。

凍傷の指を切り落としながらエルツォークが書いた
「処女峰アンナプルナ」のエピローグ
「人生には他のアンナプルナがある」はあり得ないと思うのです。

自分を向上させつつ、苦しみや課題を共有し立ち向かえる仲間こそ
生涯の仲間足りうるもの。

アンナプルナEXPの一員だったという誇りを胸に前に進むため、
皆でTeam Tを創って行こうと思います。


写真はC1への帰還
アンナプルナへの挑戦 ~かけがえのないものに~

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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:02│Comments(0)ヒマラヤ
 
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