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2011年09月30日

入院、そして…

助手席から降りてきた欧米人は周りの景色しか
眼中に無い様子で、しきりに写真を撮っていました。
「おいおい、お前観光に来たのかよ!」

ヘリに乗ると鼻から酸素を吸わせるようチューブを渡されました。
途中、口で息をしてるようなのでそのチューブを口に向けていると
その男がゼスチャーで鼻にしろと言ってます。

ヘリはポカラに着陸する様子。
確か高山病の病院はカトマンドゥにしかないはず、
下手な病院に入れられたら生死に関わります。

断固としてカトマンドゥへ行くよう英語を考えていたら
パイロットが僕の顔色に察したのか
「この後カトマンドゥに向かうから」そして
ついでにこの人は医者だ、と隣の男を紹介してくれました
どうやら、ただ給油に降りるだけのようです。

医者だという男は降りる際、もっともらしく西野の首に脈を診て
どこかへ行ってしまいました。「いい仕事やなぁ」
今度は給油の兄ちゃんだと思っていたのが何と操縦席に座り
パイロットが助手席に座りました。

「おいおい練習ならこんな時にしてくれるなよ!」
助手席からはしきりに方向を示したり計器を覗き込んだり。
それでも何とかトリブヴァン空港に着陸しました。
救急車がすぐ来てくれて医師、そして看護師さんもいるようです。

入院したのは「CIWEK」(シビック)という病院でした。
もともと細菌性の下痢の病院で、その筋では世界有数の病院だとか。
高山病ではカトマンドゥで2番目の病院だという話でした。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 09:00│Comments(0)ヒマラヤ
 
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