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2011年10月04日

入院、そして… トラブル発生

14日、再びホテルにチェックインしたところへ女房から電話。
西野の様子を話したらため息混じりに、そして搾り出すような
「良かった~」の一言。心配で何も喉を通らなくなっていたそうです。

「会としてやれる事はやる、10年来の夢を叶えて欲しい」
そんな飛騨山岳会・舩坂会長からの伝言にはただ感謝するばかりでした。
安心してゆっくり休むよう伝え、電話を切りました。

15日からは極力長い時間、病院で話をするようにしました。
西野は「瀧根さんの呼びかけに応えよう、応えなくては…
と思っていて目が覚めた」と言い、覚醒してからも
「飛行機事故から瀧根さんが助けてくれた」とばかり思っていたそうです。

翌日病院に行くと、医師や看護師が西野を取り囲んでいました。
どうやら一人で勝手に動くなという言いつけを破って困っている様子。
西野にしてみれば病院代が高いから少しでも早く退院したい、
そんな気持ちで動く練習をしたかったのです。

病院に呼び出された大津さんも厳しく叱っていましたが、
「何を根拠に私を拘束するのか」と本人もなかなか強情です。
結局「瀧根の言う事なら聞く」という事で僕が説得役に回りました。
しかし病院側の手先になっていると思ったのか、
なかなか口もきいてくれません。

翌17日もゆっくり話をしましたが、
本人はバトルのショックもあり絶食状態でした。
「食べなきゃまた管を突っ込まれるし、点滴も止むを得んぞ」
そんな事を一生懸命話してるのに、衰弱からか寝てしまう有様でした。

それが18日、病院に行くと何と中庭で食事をしているではありませんか。
良かった!ただただ安堵の涙が溢れました。
おじさんがお茶を勧めてくれただけでまた涙がこぼれ、
先生が来てくれたのにも「アイム、ベリーハッピー」と涙が。
いや本当に嬉しかったです。


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Posted by ラテルネ瀧根 at 07:23│Comments(0)ヒマラヤ
 
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