ラテルネ瀧根の登山塾

岐大や名工大、三重大など東海学生連盟に結集する若者たち、
そしてレスキュー隊の意欲ある若者たちとの３日間。

どちらも、そのメンバーの力量が全く違う中での講習ということで
難しいものがあったが、どちらもリーダー格の協力で、
何とか形にすることができた。

土曜の机上講習は梁を利用しての実演も行なったが、
頭で分かったつもりでもなかなか出来ないもの。
１年生のO君の「肩絡み音頭」が傑作だった。

肩絡みとは、ロープを肩に絡めて徐々に摩擦を強くすることで
確保をする技術だが、肩への絡ませ方がよく分からない。
左右に掛け直しながら掛け声は「あれっ？」「あれっ？」。
西ウレ峠発祥のこの音頭、末永く語り継がれることだろう。

学生たちの作ってくれたしゃぶしゃぶという名の寄せ鍋。
１２人分だったから準備も大変だっただろう。ご苦労さまでした。

美味しく頂いたけど、若い人はほとんど飲まないんだね。
飲まないのに、寝るまで年寄りの話に付きあってくれてありがとう。

特にいろいろ聞いてくれたＩ君、普段なかなか話せないような
心に触れるようなことを聞いてくれた。
たまにはそんな人生に関わるような話ができると嬉しいものだ。

皆で遅い昼食をとった、道の駅「パスカル清見」
外見からは想像できない良いところだった。
芝生の裏庭と馬瀬川に面したオープンテラスで食事ができる。

吸収しようとするエネルギーの坩堝にまみれた、充実の３日間だった。