ウエブはこちらへ!
http://laterne.web.fc2.com/
2012年10月15日
錫杖-事故検証-
昨日は山岳会の救助隊長N君と錫杖へ。
考えてみれば彼と二人で登るのは初めてだ。
でもそんなこと全く感じさせないクライミングだった。
アプローチも気遣ってくれたのだろう。
彼の野生のスピードを見越して「先に行ってくれ」と言ったものの
ずっと一緒に行動できるものだった。
噂では彼は誰もいないところでは4つ足で歩いているらしい。
無駄のないスピーディな登攀であっという間に5ピッチ目終了点へ。
50mのメジャーで5ピッチ目を検証した。
問題の5ピッチ目は東に向いたフェースからスラブの30mのピッチ。
以前、墜落したNがピッチを切ったのは一番上の立木ではなく
その左下約4m、高低差2m下の直径15㎝程の立木だった。
彼女は多分そこを目指して登っていたと思われる。
墜落現場はそこから約8m下の横断バンド(確保点から20m)で
最終ランナーは更にその下8mのカムだった。
(彼女はその上にもう一ヶ所取ったと言っているが、
我々が見たところその上は緩傾斜になっていて
ランナーを取る場所も無いように思われた)
もし、最終ランナーが我々が予測したところであれば
それを支点に彼女は16m落ちたことになり
落下係数は20分の16で0.8となる。(出したロープ長分の墜落距離)
ビレイヤーのすぐ上で止まっていたらしいから、
それを2mとするならロープに4mの弛みがあったことになる。
〈紅葉に浮かぶ錫杖〉
考えてみれば彼と二人で登るのは初めてだ。
でもそんなこと全く感じさせないクライミングだった。
アプローチも気遣ってくれたのだろう。
彼の野生のスピードを見越して「先に行ってくれ」と言ったものの
ずっと一緒に行動できるものだった。
噂では彼は誰もいないところでは4つ足で歩いているらしい。
無駄のないスピーディな登攀であっという間に5ピッチ目終了点へ。
50mのメジャーで5ピッチ目を検証した。
問題の5ピッチ目は東に向いたフェースからスラブの30mのピッチ。
以前、墜落したNがピッチを切ったのは一番上の立木ではなく
その左下約4m、高低差2m下の直径15㎝程の立木だった。
彼女は多分そこを目指して登っていたと思われる。
墜落現場はそこから約8m下の横断バンド(確保点から20m)で
最終ランナーは更にその下8mのカムだった。
(彼女はその上にもう一ヶ所取ったと言っているが、
我々が見たところその上は緩傾斜になっていて
ランナーを取る場所も無いように思われた)
もし、最終ランナーが我々が予測したところであれば
それを支点に彼女は16m落ちたことになり
落下係数は20分の16で0.8となる。(出したロープ長分の墜落距離)
ビレイヤーのすぐ上で止まっていたらしいから、
それを2mとするならロープに4mの弛みがあったことになる。
〈紅葉に浮かぶ錫杖〉
Posted by ラテルネ瀧根 at 07:59│Comments(0)
│山岳会