ラテルネ瀧根の登山塾

自然は、老若男女を問わず時には牙をむく。
気を引き締めるために、元旦から過去の自分の事故の記録を
電子データ化していたが、今年も、残念ながら遭難事故が続いている。

報道によれば名古屋山岳会の３人パーティが明神東稜で
そして神奈川藤沢山岳会の３人が西穂で遭難とのこと。

明神東稜は宮川のコルから大斜面のトラバースとなる。
そのコル付近にテントを張って偵察に行った二人が行方不明とのこと。
その斜面は積雪があれば雪崩るところで、過去にも事故が起きている。

西穂の方はどうも西尾根を登って主稜線に出、
途中でテントを張っていて、一人が衰弱、
もう一人が凍傷を負っているとのこと。

詳細は分からないが、明神は雪崩による可能性が高い。
既にアバランチトランシーバーで捜索したが未だ見つかっていない。
二次的な雪崩も考えられるから、捜索にも充分気をつけて欲しい。

西穂はピークに至るまでに相当消耗したいたのか
主稜線での悪天に捕まって動けなくなったか
いずれにしてもテントを張っているのが希望の綱だ。

燃料が充分にあればいいのだが、
何とか生きて還って欲しい。頑張れ！

今朝、飛騨山岳会のOB会が西穂に出掛けたし
本隊は昨日から笠ヶ岳広サコ尾根に入っている。
きっとラッセルで苦労していることだろう。

事故の無いことを祈る。