ラテルネ瀧根の登山塾

頼んでいた南アルプス開拓の父「竹澤長衛物語」（松尾修著）
がようやく届いたのだが、肝心のサインが入ってなかった。

松尾に「サイン無いじゃん」と言ったらメールの返信は
「瀧根さんやっといて」おまけに「二人の秘密にしとこう♥」
そんな悪だくみが彼らしくて笑った。

ちょっとその気になって手書きしたサインをスキャンして送ってもらった。
自称、サインは「クソみたい」なものらしいが、
届いたのを見たらやっぱり「クソみたい」なものだった。
こりゃサインしたがらない訳だ。

しかしこんなものはとても真似できない。
しばらく彼の家にも行ってないから、途中の分かりやすいところまで
サインもらいに行くよと連絡した。

そこまでサインにこだわる僕に根負けしたのか、
じゃあ、仕事で伊那へ行くついでがあるから
もっと高山寄りでドッキングしようと言ってくれた。

そんな訳で、一昨日の午後は木曽福島まで出掛けた。
雪を気にして二時間も早く着いてしまったたので
「二本木の湯」にでも入って時間を潰そうとしていたら、
向こうも「二時間早く着いちゃって蕎麦まで食べた」との事。
以心伝心ってやつかな。

どんな代物でもサインはサイン。
コーヒーを飲みながら１０冊にだけ書いてもらった。
受け取る相手も、これでより大事にしてくれるだろう。