ラテルネ瀧根の登山塾

昨日は予定通り高鷲スノーパークで講習会。
雪上支点、雪上確保を一通りやった。

日焼けどめを塗ったのが遅かったから、家に帰ったら
しこたま飲んだような顔をしていた。
もうそんな季節なんだなぁ。
サングラスが無かったことを思い出して早速ネットで注文。

昨日の参加者のＮ君も、登山者によく声を掛けられるとか。
その中には、山の中で「アイゼンをみて下さい」とか
「降りられないんで教えて下さい」なんてものまであるらしい。

去年は赤岳で、ピッケルとアイゼンひと組を２人で使ってる
親子に「もう下りた方がいいよ」と声を掛けたことがあるが
本当に観光気分の登山者が増えているのが現実。

それを煽るような雑誌も多いし、道具を買っただけで
「出来る」と思ってしまう人も多い。
今年も、安易に連れて行っての事故やロープを繋いだままの
事故が当たり前のように起こるのだろうか。

さて今日はこれから、山の地質調査のためのボーリング機材を
特殊技術を用いて下ろす仕事を頼まれている。

ボーリング機材は昔から全く改良されておらず、重量物ばかり。
普通はモノレールを設置して上げ下げするらしいが
設置だけで数百万するらしいし、今回は日数が足らないらしい。

我々のＺＩＰラインの技術でどこまでやれるか。
予測し、リカバリーしながらの初めての挑戦。楽しみだ。