ラテルネ瀧根の登山塾

選挙結果、やっぱり「ジャムの法則」が当てはまってしまった。
選択肢が増えるほどに選ぶ能力の低さが露呈するというその法則。
投票総数１０ポイントの低下は国民の「選ぶ」能力の低さを、
そして投票結果は
民主が「？」ならよりマシに見える自民に、という程度の・・・
自民も痛い目にあって前より良くなっただろう、という程度の
ものであることを示したと言えるだろう。

社民などの埋没は当然として「第三極」も潰しあう結果になった。
未来の伸びが思ったより無かったのが印象的だった。
小沢さんももう時代に乗れないのだろう。

選挙前、こんな話を聞いたことがある。
「３年前、政権が民主に移ったから自民は原発の利権を失った。
その代わり、代替えエネルギーの利権を掴んだから
原発を無くすなら自民だな。」

それがそうでは無かったのは明らかだし
例え「脱原発」の流れに乗るにしても利権絡みには違いない。

そして消費税、TPPはどんどん進む。
政策の選挙ではなかったにせよ、憲法「改正」を含めて
自民単独過半数の重みは自分たちが創ってしまった。

生活がままならぬような実態があれば全然違うのだろうが
今の日本の「豊かさ」がこういう選挙を作っている。

言ってみれば「余裕」があるということだろうか。
またまた「絶望の国の幸福な若者たち」を思い出してしまった。