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2013年02月16日

伝えること、指導法

専門的な話をぶり返すようで恐縮だが、
これまで書いてきたSABが大山・研修会の技術的な軸となった。
そしてその当日も書いたように、
参加者の慣れていない印象は否めなかった。

そもそもピッケルが全体的に長い。長いということは
“杖としての用途”という要素が高く、登攀要素が低い訳だ。
雪のバリエーションルートへの取り組みの少なさが見て取れる。

そんなふうに装備やその身に付け方など、ひと目で
実力の想像がつくし、歩けばほぼ100%見えてしまうのがこの世界。

A級主任検定員は主に上級指導員を検定する資格。
従って各地域の体育協会との折衝を始め、養成・育成する情熱、
本質を伝えるコミュニケーションスキルや自らの技術が問われる。

しかし、これは全国の山屋さんの持つ宿命とでも言うべき問題なのだが
伝えるべく指導法が決定的に弱い。

今回受講した9人それぞれに指導役、受講役をしてもらい
その指導法を見せてもらったのだが、自分ができることでも
それを相手に分かるように話すことがなかなかできないのだ。

その辺を机上講習でも訴え、現場でも要点を伝えたのだが、
まさか伝え方を見られるとは思わなかったのか、???だった。

これは普段、上級指導員として「伝える」苦労をしていない
ということでもある。そしてまた、伝えられたポイントを
聞いていないということでもある。

メモを取る人もいなかったから、それは最初から見えていた。

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Posted by ラテルネ瀧根 at 05:47│Comments(0)研修・講習会
 
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