ラテルネ瀧根の登山塾

そういえば講習会が終わって喫茶店で話をしていた時、
ある若者が仲間のＴさんに会いにきた。

どうやらＴさんはＧ会の入会窓口のようで、
その若者は入会希望者だった。

その若者と会って話をするタイミングが
たまたまダブルブッキングしていたようなので
遠慮して「帰ろうか」と言うと「構わないから居てくれ」とのこと。

話を聞いていたら、その若者がこんな経緯を話してくれた。

この５月の連休で、穂高に登ろうと一人で涸沢に出掛けた。
そうしたところ天気が荒れてひどい目に遭った。
それでちゃんと会に入って勉強し、
力をつけてどこでも行けるようになりたいとのことだった。

とても謙虚な上にその向上心！
今どきなかなかそうした前向きな人はめずらしい。
どんどん吸収して、きっとあっという間にリーダーになるだろう。

２５歳だという若者に「是非入会するといいよ」と言って別れたが、
とても希望に満ちた時間を共有できた気がした。

なかなか山岳会の門を叩くのも敬遠されがちと思いきや
今回、Ｇ会のブログを見て連絡をしてきたとのこと。
早速開いてみたら、最近入った若者たちが前面に登場していた。

「最近まで充電期だったが・・・」とうまいこと書いてあったが、
要は新陳代謝が無かったということ。
自己満足していると、いつまでも新しい風は入ってこない。