ウエブはこちらへ! http://laterne.web.fc2.com/

2011年05月14日

トレーニング

当たり前の事ですが、山は登ったら下りなきゃいけないわけで、
「登りは体力、下りは技術」と昔から良く言われてます。

体力、と言っても漠然としてよく分からないですが
普通、空身で「歩く時間×体重×6」が消費エネルギーだそうですから、
体重60㎏の人が4時間歩くと1440Kcalの消費になります。

明日、清流マラソンでハーフに出る知り合いがいますが
平地を走る消費カロリーは「走ったキロ数×体重」
同じ60㎏の人がハーフで20㌔を走るとすれば1200Kcalの消費
となり、4時間の山登りをする人より少ないんですね。

ちなみにこの前の北鎌尾根、5月2日の行動時間は13時間。
20kgの荷物を背負うと「歩く時間×体重×9」で計算しますから
7000Kcalの消費になります。

こうやって見ると山登りって意外と大変なのが分かります。

じゃ下りは楽か、といえば
いつか「ためしてガッテン」でやってましたが
登りはロープウエーで下りを歩くチームと
登りは歩きで下りがロープウエーのチームの疲労度合いを
測定したところ、下りを歩いたチームの方が疲れていました。

懸垂をする時、普通の人は下りる時に力を抜きますね。
ゆっくり腕を伸ばすと、筋肉が伸びながら体が下りて行きますが
人間はもともとそういう動きが弱いんです。
だから下りを筋肉で支えるのは大変なんですね。
血液検査をすると筋肉が傷ついた成分が検出されるそうです。

だからやっぱり、登りも下りもある山登りが
最も山登りのためのトレーニング効果が高いわけなんです。

トレーニングと言えば
岩崎元朗さんの講座に関係したアンケート結果だったと思いますが
山登りのためにトレーニングしている、と回答した人が
すごく多くて、その多くが「駅の階段を歩いている」と
答えていたそうです。

でも駅の階段を歩いている程度では
心拍が上がった頃にはもう平坦になってしまう。
問題は心拍数と時間ですから
残念ながらトレーニングにはなりません。

蛇足ですが・・・
ダイエットのためのウォーキング。
これも皆さん、心拍数を気にしているんでしょうか?
エネルギー消費量より補給が勝って
効果の無い人が多いような・・・
いやいや、健康的で何よりです~(^^;


スポンサーリンク
同じカテゴリー(トレーニング)の記事画像
ささやかな喜び
佳い日
富士山 また御殿場口
ボケるとSPO2が高くなる?
高度順化・富士トレーニング
同じカテゴリー(トレーニング)の記事
 ささやかな喜び (2012-12-30 06:51)
 昨日のスキー (2012-03-23 06:56)
 佳い日 (2012-01-28 10:13)
 山のミラクルセンス (2011-12-28 07:13)
 富士山 須走り口 (2011-08-07 08:00)
 富士山 また御殿場口 (2011-07-24 16:11)

Posted by ラテルネ瀧根 at 13:47│Comments(0)トレーニング
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。